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2005年 12月 16日
あ いや ちょっと待て。さっき 眠かったんで まともに考えてない。
宮崎駿さんなしで ジブリがどこまでいけるのか ということを 鈴木敏夫プロデューサーが 試したがってる そこを出発点として そのとりまとめ役として 宮崎吾朗さんを選んだのだとしたら それはそれで 納得できるのです。 「僕らが、映画を作りながら実感していること。それは、映画作りとは、 理屈では説明し得ない、ある種神懸かり的な行為ではなく、ある考えと、 段取りと、スタッフが揃えば、次の世代に引き継がれてゆけるものだ、 という事です。」 って 制作日誌にはあります。 それはそこそこ間違ってないな と。 そこそこまともな能力のある人が旗ふり役になって 優秀なスタッフをまとめあげていく という 形ならば 『ゲド戦記』の世界を 文字の世界から 映像に移し替えるということは それなりに納得のいく形で できるのではないかしら。 『Lord of The Rings』のように 原作を忠実にまもりつつ きちんとしたエンターテインメントにしあげる という 意味でなら。 PIXARだって ジョン・ラセターさんやブラッド・バードさんじゃなくても そこそこ面白い訳ですから。 けれども 宮崎駿さんならば そこから さらに逸脱しながらも とても魅力的な世界を見せてくれるのではないかなあ という期待ができるのですが 彼抜きならば 納得はいくけれどもそこまで という 作品になってしまうのじゃないかな? 日誌を見てると きっちりとシノプシス決まって シナリオ決まって コンテ決まって、、、、と 準備よろしくやっている姿に 正直 すでに不安があるのです。(勝手なこと言うようですが、、、) もちろん 宮崎吾朗さんも その辺りのことを考えないはずはないし また あの宮崎駿さんの息子さんだし 才能あるのかもしれないし 映画観ないと何とも言えないのだけれど。 鈴木敏夫さんの思惑は どうもプロデューサーとして ある種のケレンを求めているのではないかな という 姿も見えないでもない。 「映画とは 凝縮された記憶である」と ノルシュテインさんは言っています。 宮崎吾朗さんに 宮崎駿さんほどの『記憶』が蓄積されていることを 切に願います。 AOLに記事(ル=グウィンは 宮崎駿さんに映画化を申し込んだとか) http://news.aol.co.jp/story/news.date=20051214022844&company=10&genre=03&sub=001&article=120051214001.html サンスポの記事(上と文面同じ) http://www.sanspo.com/geino/top/gt200512/gt2005121401.html 制作日誌 http://www.ghibli.jp/ged_01/ 監督日誌 http://www.ghibli.jp/ged_02/
by crowsw
| 2005-12-16 11:21
| アニメーション/animation
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