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2006年 09月 22日
ディズニーアート展のこと:
2時間で見られると思ったら 大まちがいのこんこんちきだった。 油断した。 全部見切れませんでした!! だれだ ディズニーアート展 凄いのは3階だけだって書いてたやつは。 (確かに 本来の展示は3階だけで 2階はなくて 1階は子供達が遊べる ディズニー的スペースだったのだけど) 動画の展示メインというよりも 背景美術やコンセプトアートの歴史の展示と言った方がいいです。 セルが重ねてあるけれど 背景の一枚絵としての力は本当に凄かった! メインは 『眠れる森の美女』のコンセプトアートを作った アイヴァンド・アールの作品群と その他コンセプトアーティストとして活躍した女性 メアリー・ブレアの めちゃめちゃデザイン性の高いイメージボード!! ディズニーの背景美術は 『白雪姫』や『ピノキオ』の時代にはさらりと描いてあったものが 時を経て 1955年の『わんわん物語』の時に それまでのディズニーらしい リアル指向の絵としては 最高水準の描き込みを見せる。 で その次の作品 1959年の『眠れる森の美女』では アイヴァンド・アールの 直線的な平面デザインと おそろしいほどの描き込みによるリアリティを持った 斬新なスタイルへと急激な変化を遂げる、、、。 背景美術にそれほど注意を払ってなかった自分にとっては 目から鱗の 大発見でした、、、。 ファインアートとして そのまま使えるほどの こんなに力のある背景が ディズニーに存在していたとは、、、。 (『千と千尋』などの背景よりも 完成度の高さはずっと上!!) で 千葉大から発見されたメインの収穫は 『眠れる森の美女』関連の資料で そこまでの時代の展示だけで終わるのだけど 以下 わたしの記憶の中から補足。 これ以降 『101匹わんちゃん大行進』からの背景美術は ゼロックスコピーによるトレスマシンのきつい線に合わせ さらりとした背景に 黒い線をセルで重ねたり といった工夫はするものの 『眠れる森の美女』ほどの力はもう持っていなかったと記憶してます。 それは ディズニー自身が アニメーションに徐々に興味を失っていったという こととも合わせて考えると 納得がいくのではないかな。 あと メアリー・ブレアの絵を見たとき 自分の平面デザインへの興味は 既にここから始まっていることに気がついた。 『ピーターパン』『不思議の国のアリス』『シンデレラ』などの コンセプトアートに関わった人だけれど その中でも この人らしいデフォルメのきいたデザインが 最も活かされているのは『アリス』のシュールな世界。 そうして この『アリス』こそ わたしの原点でしたので、、、。 今まで 立体感あふれるディズニーの絵を出発点として絵描きになったのに どうして 自分は平面デザイン的な絵にも惹かれるのか ずっと疑問に思っていたのだけど もともと強い影響を受けた作品が デザイン性の高い絵であったのだなあ。 究極に単純化された色彩と造形美。 ディズニーの凄いところは こういったいわゆるディズニー的でない人たちを ちゃんと自分の手元においていたところなのだね。 アニメのお仕事をやっているお友達や 絵本好きのお友達には ぜひぜひ!!!行ってもらいたい!! いわゆるディズニーらしさと まったく関係ない部分で 大いに感銘を受けることでしょう。 んで わたし 明日 もういちど行ってくる。 リベンジ。 ディズニーアート展公式ホームページ http://www.disney.co.jp/disneyart/index2.html 22日(金)まで!!
by crowsw
| 2006-09-22 03:47
| アニメーション/animation
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